アメリカで、ジャズ界最高の賞、「ジャズマスター」を受賞した
ピアニスト、秋吉敏子。
昨日、筑紫哲也のニュース番組に出演し演奏している彼女の姿に強烈に惹きつけられた。
1929年満州生まれ。70歳代の彼女。
ここ30年はアメリカを活動の拠点として、演奏のみならず、作曲編曲を手がける。
アメリカでこれほどの栄誉ある賞を得ているのに、私は彼女の演奏を聴いたことはなかった。
演奏を聞き、なんともいえない気持ちになった。
彼女が作った大曲の一部分を演奏していたが、そのフレーズの美しさ・・・それをとても丁寧に、大事に、繊細に気持ちをこめて繰り返す。
もう何度も演奏してきた曲なのに、彼女の周りにたちこめる張り詰めた空気は、緊張感とは異なる、どこか神聖な時間が流れているような・・・音と音の間にも聴こえないフレーズが存在するかのような・・・
ほんの数分で彼女の存在が自分の中でものすごく大きなものになった。

